理学療法士
学生時代は、運動競技に真剣に取り組んでいました。
所属チームはバスケットボールの全国的な強豪校で、レギュラーを獲得するために毎日ハードな練習に取り組んでいたことを思い出します。
自分の所属チームは恵まれた環境にあったと思います。
監督やコーチのほかに食事・栄養面のサポートをしてくれるスタッフ、体力・技術面のサポートをしてくれるスタッフ、身体(フィジカル)のケアをしてくれるスタッフ、など多くの人に支えられて、競技に打ち込むことができたからです。
競技を引退後、自分がいままで支えてもらっていたように、選手をケアする職業に興味を持つようになり、その中で自分の怪我や故障の経験を踏まえて、直接選手の体をケアする職業である理学療法士を志すようになりました。
しかし、自分が実際に理学療法士として仕事をするようになって、学校で習った一般的な医療知識・技術だけでは、患者様の治療を行うには不十分だということを痛感しています。
毎日多くの人が来院し、様々な症状や様々なバックボーン(背景)を持つ患者様に対して、教科書通りのリハビリを行うだけではなかなか効果が現れません。
その人の身体的な状態はもちろん、精神的な状態や抱えている不安や希望などもふまえた上で、その人に合った最適なリハビリを行っていかないと、リハビリを継続していても思うような効果が得られないことが多いことを感じています。
今後理学療法士としてのキャリアを積んでいく中で、リハビリが必要な方のフィジカル面のサポートだけでなく、精神的な不安を抱える患者様に、安心して体を預けてもらえるような理学療法士になれるよう精進していきます。
選手時代に自分が感じていた信頼感を、いつかリハビリの現場でアスリートをはじめとする多くの担当患者様にも感じていただけるような存在になることが現在の目標です。