理学療法士
私が理学療法士になろうと思ったのは、高校時代の野球部の専属トレーナーさんの存在が大きいです。「肩が痛いけど試合に出たい」という部員がいれば、テーピングで痛みを取り除いて後押しする。グラウンドの外では食事やトレーニングのアドバイスをする。そんな頼れる姿に憧れました。
私自身は新卒で当院に勤めてまだ2カ月ですが、理学療法士のフィールドは想像通り、いや想像以上に奥が深いです。たとえば「膝が痛い」といっても原因はさまざまで、生活環境や姿勢のクセに大きな影響を受けます。まずは今ある痛みを取り除くこと。その上で患者さんの話に耳を傾け、姿勢や歩き方を見るなどして根本原因を突き止め、再発防止につなげていく必要があります。当院では経験豊富な先輩方も日々勉強を欠かしませんから、新人である自分はなおさら奮起しています。
この仕事を志したきっかけでもあるスポーツ選手のケアについても、痛みに対処する技術に加え、ケガ予防や栄養面を含めた長期的なサポートを担える力をつけたいと思っています。