本日は腓腹筋内側頭に肉離れを起こした症例の紹介を致します。
初診時と8W後の経過の超音波画像を添付します。
腓腹筋肉離れは筋腱移行部が好発部位で、腓腹筋内側頭に低エコー像を認めます。
8W後では初診時と比較して、長軸画像及び短軸画像の両方で低エコー像の縮小を確認できます。
画像所見で低エコー像は残存していても、自覚症状や疼痛は早く改善することが多いです。
すなわち、画像所見と自覚症状は必ずしも一致しません。
例えば、画像所見上で病態が治癒していないのに、自覚症状のみで判断し負荷のかかる運動を再開すると、病態悪化を惹起することもあります。
自覚症状のみで治療終了を判断せずに、客観的に病態を画像所見にて判断することが重要です。



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