運動器超音波検査4
2021年08月10日
先日8月9日は休診日であったため、本日8月10日の投稿となります。
本日は短内転筋と薄筋の中枢側での超音波画像についての紹介を致します。
短内転筋は薄筋の深層に位置することが、超音波画像でも確認できます。
短内転筋は起始部である恥骨下枝の近くでも、筋線維がしっかりと確認できます。
対して薄筋は中枢側では高エコー像で映り、短内転筋よりも腱が長いことが分かります。
拘縮や可動域制限を考察する事や、運動療法を行う上でも重要な知識であると思います。
またcadaverでの解剖学的研究でも短内転筋と薄筋は結合していることが分かっています。