本日は内側広筋に肉離れを起こした症例の紹介を致します。
腓腹筋やハムストリングスに肉離れを起こしたケースは日常でよく遭遇しますが、内側広筋は珍しいです。決定的な受傷機転がなかったそうですが、ランニングを習慣としておられる方でした。
理学療法開始時と11日後の経過の長軸・短軸画像を添付します。
内側広筋の深層では筋線維の損傷を認めませんが、表層部分にて低エコー像、損傷を認めます。この部位に強い圧痛と明らかな筋硬結を認めました。
11日後では、低エコー像の改善がみられます。屈曲可動域も140°から最終域付近まで可能となり、end feelの抵抗感も減少しました。また筋硬結の硬さが緩和し、圧痛が軽減しました。



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