腸腰筋のストレッチについて説明します。
詳しい方法は、記事下部の動画に手順がありますので、参考にして行ってみて下さい。


腸腰筋


1.構造と機能

腸腰筋は構造的に、大腰筋と腸骨筋という2つの筋肉に分かれています。
大腰筋は、胸椎下部および腰椎から股関節の内側に向かって走行しています。腸骨筋は骨盤の前面から(大腰筋と同じく)股関節の内側に付着しています。

腸腰筋の役割は、主に股関節を屈曲(曲げる)する時に働き、歩行や姿勢維持に大きな役割を担っています。また、大腿骨が固定された状態では、脊柱の運動にも関与します。

2.ストレッチの対象者

腸腰筋は、運動競技での酷使のほか、悪い姿勢を持続したり、骨盤が後傾した状態で歩行を継続すると疲労や過緊張を起こしやすい筋肉です。また、腰痛とも関わりの深い筋肉として知られています。

陸上競技(特にランニングやスプリントなど)の練習後のクーリングダウンや、怪我からの回復(リハビリ)・再発予防のために腸腰筋のストレッチングを行うことをお勧めします。   

3.ストレッチの方法・注意点

①ストレッチしたい脚と反対側の脚を前に出します。

②前に出した脚の膝に両手を乗せて、しっかりと体重をかけていきます。

③ストレッチしている側の筋肉(腸腰筋)が伸びるのを感じたら、乗せている腕の力でゆっくり体を起こします。

・30秒間(1セット)を目安に、2~3セット行いましょう。
・反動をつけて行うと筋肉を傷める恐れがあるので、痛みがでないようにゆっくりと行いましょう。
・腰に痛みがある場合は、このストレッチを行うことを控えましょう。


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腸腰筋ストレッチ(動画)