理学療法士
私が理学療法士になろうと思ったのは、過去の陸上競技中に自身が怪我をした経験が大きく影響しています。
幸いにもその怪我は完治して、現在でも競技会出場を考えるほどパフォーマンスも回復しましたが、怪我の最中には、「いつ競技に復帰できるだろうか」「今まで通りのパフォーマンスを行えるだろうか」など多くの不安や葛藤がありました。
リハビリテーションや理学療法士というスポーツ選手をサポートできる存在を知ったのはその時で、将来自分も人をサポートできるようになりたいと思ったのが今の道を選んだきっかけです。
現在リハビリテーションを行う中で患者様の話をお聴きすると、以前の私のように、痛みに対して様々な不安や悩みを抱えている方が多くいらっしゃいます。
リハビリを効果的に行うためには「なおりたい、なおしたい」という患者様自身の前向きな気持ちが重要です。その前向きな気持ちを引き出すには、患者様が不安に思っていることを真摯に受け止め、それを取り除くことに協力する必要があります。
患者様の不安を払拭するためには、「痛みの原因を知りたい」「いつになればこの痛みは改善するのか」「以前と同じように生活・運動できるようになるか」などの患者様の根源的な問いかけに、真摯にお答えできるよう日々勉強を怠らず知識や技術を研鑽していくことが大事であると思います。
今後も理学療法士として出来る事を精一杯行い、患者様の回復の時間が少しでも短くなるようリハビリを行っていきますが、その中で将来的には患者様の精神面もサポート出来る様な頼れる理学療法士になりたいと思っています。