当院にも今年の4月に理学療法士が入社しました。学校を卒業したばかりの新卒になります。
入社したばかりですが、簡単な症例報告を手書きで作成したポスターにて行ってもらいました。新人であるため、知識を蓄えるためのインプットは必須です。しかし、それと同等もしくはそれ以上にアウトプットが重要であると考えます。アウトプットを行うことで、自分が理解できている事、理解できていない事を確認することができ、自分の現在地が把握できます。またアウトプットをする事で、インプットしてきた事の理解を更に強めることができます。良い経過・結果を報告するのではなく、良くなかった事や反省点も含めて、体験した事をありのままに症例報告することが重要になります。初診~理学療法終了の流れを報告するのではなく、1診のみの仮説立案~検証、今後の方針のみで良いのです。
実は今回は彼にとって2回目の症例報告で、今回は膝(腸脛靭帯)の症例でした。今後も各部位で症例報告を行ってもらいます。


本日は上殿皮神経の短軸及び長軸の超音波画像を紹介致します。
PSISより約3横指外側のレベルで腸骨稜よりやや遠位にて観察しました。
皮神経であるため、皮下組織のレベルで観察でき、深層には中殿筋が観察できます。



本日は肩甲骨-棘突起間で観察した副神経、肩甲背神経の短軸画像を紹介致します。
僧帽筋と菱形筋の間に副神経が観察でき、菱形筋の深層には肩甲背神経を観察できます。



本日は仙結節靭帯の背側に位置する大殿筋の動態を短軸画像にて観察した超音波画像を紹介致します。
まず股関節回旋中間位にて仙腸靭帯短軸を同定しました。
外旋では大殿筋が内側に大きく移動する様子が観察でき、内旋では大殿筋の移動は観察できませんでした。



本日は上腕後面より描出した腋窩神経前枝の超音波画像を紹介致します。
小円筋上部筋束と下部筋束が明瞭に確認できます。
小円筋下部筋束の遠位に腋窩神経前枝が観察できます。