本日は腰椎乳頭突起と周囲の超音波解剖を紹介致します。
L3の上関節突起よりやや遠位にある乳頭突起を描出しました。
乳頭突起からくぼみ、外側にのびる肋骨突起に付着する腰方形筋が観察できます。
表層には外側から腸肋筋、最長筋、多裂筋を観察できます。



本日は短母趾伸筋、短趾伸筋の短軸画像を紹介致します。
整形疾患が既往にない健常例と踵骨骨折が既往にある例の画像を添付致します。
解剖学的に長母趾伸筋腱、長趾伸筋腱、第3腓骨筋腱の深層に短母趾伸筋、短趾伸筋が位置します。
踵骨骨折が既往歴にある例では、短母趾伸筋、短趾伸筋の高エコー像を呈しています。
健常例では黒い低エコー像が観察できます。



本日は肩甲骨下角からやや遠位(外側縁)での大円筋の短軸超音波画像を紹介致します。
画像では中央に大円筋があり、中枢には棘下筋(画像では左側)、深層には肩甲下筋が確認できます。
このレベルでは肋骨も描出され前鋸筋も観察することができます。



本日は肩甲骨下角から起始する大円筋の超音波画像を紹介致します。
下角より大円筋が起始し、頭側には棘下筋が確認できます。
棘下筋は下角から約2横指頭側に位置すると言われています。
遠位にむかうと、大円筋の幅が大きくなります。
超音波ガイドなしでは、下角レベルの大円筋の触診感覚は難しいです(個人的な印象です)。
ガイド下では、棘下筋との違いを視覚フィードバックを使いながら確認できます。



本日は上腕二頭筋停止部の短軸画像を紹介致します。
上腕骨小頭,滑車レベル、関節裂劇よりやや遠位レベル、橈骨粗面停止レベルの3つの画像を添付しております。
停止部向かうにつれ、円回内筋の深層に入り、橈骨粗面に停止する様子が観察できます。