さて、石川県も梅雨入りしてジメジメして気持ち悪い日が続きますね。
おまけに、肩・腰・膝も天気が悪くて痛い…

ん~なんかイライラしますよね
金沢マラソンに当選したものの天気が悪くて走れない日が続きイライライライラ…

私はTarzanという雑誌をよく購入しており、先月ですかね?
「怒り」をテーマにした内容でした。怒りについて調べ、アンガーマネジメントという言葉を知りました。
英語が得意な人なら分かりますよね?  私は分かりません‼笑

アンガー(anager):怒り
マネジメント(management):管理、取り扱い

直訳するとこんな感じらしいです。

アンガーマネジメントって

アンガーマネジメントとは1970年代にアメリカで始まった心理教育です。

アンガーマネジメントが出来るようになると
後悔しない:怒る必要のある事は上手に怒れ。怒る必要のないことは怒らなくなる。
上手に表現できる:他人を傷つけず、自分を傷つけず、モノを壊さず⇒これで解決しても取返しがつかない。
         上手に怒っていることが表現できる。

怒りの感情とは

「怒り」は、悪いことではありません。
エネルギー消費がすごく大きい。

怒りとは?
①感情表現:人間にとって自然な感情の1つ。怒りの無い人はいないですし、無くすことも不可能。
②伝達手段:怒ることで伝わることがある。怒ることがある。怒ることで伝わりにくくなることがある。
③機能・役割:身を守るための感情(防御感情) *動物同士の闘うか逃げるかの選択

4つの怒り

怒りの4パターンを紹介します。

強度が高い
一度怒ると止まらない、強く怒りすぎる

持続性がある
根に持つ、思い出し怒りをする  ⇒早期に対策すると良いですよ

頻度が高い
しょっちゅうイライラする、カチンとくることが多い

攻撃性がある
他人を傷つける、自分を傷つける、モノを壊す

感情のコップ


ここでは怒りの発動について説明します。

水の入ったコップがあります。
コップが溢れると2次感情の「怒り」が生じます。

水にあたるのは1次感情です。
1次感情とは、「不安やつらい、悔しい、痛い、苦しい、疲れた、寂しい、悲しい」など・・・。

人によりコップの大きさは様々です。
自分のコップの中にどれだけの水が入るかで怒りの発動が変わります。

これより怒りをコントロールするために3つのポイントを紹介します。

1.衝動のコントロール
2.思考のコントロール
3.行動のコントロール

1.衝動のコントロール

怒ったことを覚えていますか?

*ここ1週間を振り返って箇条書きに書いてみましょう

かけましたか?
その内容は、身近な人物や事になっていませんか?
関係性が遠ければ遠いほど怒りの持続性はありません。

なので、「あのコンビニ店員態度悪いわ」よりも「また、嫁が…。」「今日も姑がさぁ~」などの方が記憶に残っています。

怒りの感情ピーク

怒りが発生してから6秒がピークらしいです。
その6秒の間にする事は

掌に指で何でもいいから書くこと。
*関係ない事でもOK

  • 頭にきていること
  • イライラしていること
  • 100-7=?

怒りの温度(点数)をはかる


怒りの基準は、感情のコップと同じく様々です。

0が穏やか、おちついた状態
10が人生最大の怒りとしておきます。

基準をしっかりしないと、どうでもいいことで怒りったり
本当に怒らなきゃいけないとこで怒れません

設定や記録する事で自分がどのくらい・どの内容で怒りを感じているかが分かります。

2.思考のコントロール

私たちの怒らせるもの
一体何なのでしょう?正体は?
誰なのか・出来事なのか・何なのか

正体は…「べき」
「べき」は、自分の願望や希望、欲求を象徴する言葉
一見すると、とても正しいよういに思える「べき」だけど・・・
「べき」の理由がはっきりしていると守る程度も変わります。

怒る理由

まずは、怒る理由について考えてみましょう。
怒る理由は理想と現実とのギャップにあります。

理想:会社・子供・上司・男性・女性・親・ルール・時間・その他
理想は、こうある「べき」だ!  
「べき」は人によって程度が異なるため、現実とのギャップが生じることで怒りが発生します。

べきの境界線


①自分と考えが同じ
②少し違うが許容範囲
③自分と考えが違う 許容できない ・・・怒らなきゃいけないエリア

<例>12時待ち合わせに対し自分は10分前に集合す「べき」
 ①11:40 
 ②12:00~12:15
 ③1時間以上

  • まずは、①と②を広げてあげましょう。
  • 相手に伝えて自分の考えを固定することが必要です。
  • 考えを固定しないと自分の機嫌で変動してしまい、理由が伝わらず感情(怒り)が先行します。

3.行動のコントロール

要は、怒りをコントロールできるものだけコントロールしようという事です。
怒ってもしょうがない時ってありますよね?
それをここで分けてみましょう。

コントロールは2つに分かれます。
コントロール可能(変えられる) or コントロール不可能(変えられない)

コントロール可能

○重要
 今すぐ努力する
 状況がいつまでにどの程度変わったら気が済むのかを決める
 それを実現するために自分がどう行動するかを決める

●重要ではない
 余力のある時にやればいい
 今考えなくていい
 状況がいつまでにどの程度変わったら気が済むのか決める
 それを実現するために自分がどう行動するかを決める

コントロール不可能

○重要
 変えられない現実を受け入れる
 今すぐできる行動を探す

●重要ではない
 放っておく
 放置する努力をするうちにべきの境界線の②に入る。

怒りの性質

怒りの性質には5つあります。

高いところから低いところへ流れる
怒っても徐々に収まってきますよね

身近な対象ほど強くなる
例えば、家族や恋人、同僚への思い込み。「あの人なら分かってくれるだろ…」

矛先を固定できない
はけ口を探すけれど、関係ない所に怒りが…

伝染しやすい
要は八つ当たりです。
みなさんも仕事でありませんか?
例)上司に注意され、怒りを後輩に向ける

エネルギーになる
いわゆる、心理学での昇華にあたります。
例)失恋してマラソンを始める、仕事にがむしゃらになる

アンガーマネジメントって、知ると面白いものですね。
怒りやすい人も怒りにくい人も一度、自分の怒りについて考えてみるといいでしょう。

自分が変わることで他人も変わり、怒りの連鎖も無くなるんじゃないかな?
イライラするのは嫌ですもんね…

日本アンガーマネジメント協会無料診断が協会から提供されています。自分の怒りのタイプが分かりますよ。試してみて下さい。