パーソナルスペースって知ってます?距離感って大事ですよ。
2017年08月30日
さて、今回のお話は「パーソナルスペース」についてです。
聞いたことがある人もいますよね?
患者様と接する機会が多い私たちは、対人距離や位置には注意しなければいけません。
仕事や日常生活でもパーソナルスペースについて気になったことがあったので調べてみました。
パーソナルスペース
パーソナルスペースとは、そこに侵入者が入ることを許さない、個人の体を取り囲む、目に見えない境界の内側にある空間の事を言う。
スペースと似ているテリトリーって言葉もありますよね?
パーソナルテリトリーでもいいんじゃないの?
一緒にしちゃいけません‼
テリトリー
・縄張り:特定の場所に固定
*パーソナルスペースは、移動するときには空間も共に移動します。
①親密な関係:45cm以内
家族・恋人などとの身体的接触が容易にできる距離
②個人的関係:45~120cm
友人などと個人的な会話を交わす時の距離
③社交的関係:120~360cm
職場の同僚と一緒に仕事をする時などの距離
④公式的関係:360cm~7m
公的な人物と公式の場で対面するときの距離
対人距離と相手との関係性
人との関係性によって距離は、ある程度決まっているんですね。
いまいち分かりにくいなって人には…
トイレでのパーソナルスペースで例えましょう
Q)さて、男性の方々。トイレに入るとどの便器を使用しますか?
A)私は、一番奥の便器ですね。
*ある実験では、出入り口から最も遠い位置の便器が最も選ばれたみたいです。
他には…
隣に人がいる時に、排尿開始までに掛かる時間
一人の時よりも長くなる
隣に人がいる場合の排尿の所要時間
一人の時よりも短くなる
男性の人は、頷けますよね。
だから、小便器の所が満員であれば洋式トイレなどの個室を使われる人もいますよね。
パーソナルスペースの個人差
パーソナルスペースにも個人差があるみたいですよ。
性別や年齢について記載します。
性別
- 男 VS 女 < 女 VS 女 < 男 VS 男
年齢
- 年齢に応じて拡大します。
- 12歳でほぼ成人と同じ
- 幼児期には性差がない
- 年長では男性の方がスペースを大きくとる
あ、ちなみにですね暴力的な傾向のある人は、スペースを広くとりたがる様です。
社会的な要因
お次は、社会的要因についてです。
不安と安全
- 安心感:スペースを縮小させる
- 不安感:スペースを拡大させる
地位
- 地位の高い者は低い者に対してスペースを広くとる
- 逆に、低い者も高い者にはスペースを広くとります(例えば、上司に対しての距離って離れますよね)
位置関係
距離は近くても遠くても、位置って大事ですよね。親密度のが高い場合であれば、真横や正面でも問題ないと思いますが、初対面ではどうでしょう?
A平行位置(真横)
B・C対角位置(対角線)
D対面位置(真正面)
私なら距離にもよりますが、机で話すとなるとB・Cの対角位置ですかね。
まぁ、Aの人はいるでしょう。
おそらくDは、いないと思います。
一方はよくても、もう一方はストレスを感じるかもしれません。
自分だけでなく相手のパーソナルスペースにも気を配ってあげると、相手にとって「快適・心地良い」と感じるのではないでしょうか。
自分自身にもストレスを溜め込まないためにもパーソナルスペースをうまく活用していきましょう。