ランナー膝(腸脛靭帯炎)になった場合の対処法
2014年12月29日
はじめまして。理学療法士の吉田康史です。今日から初ブログになります。様々お伝えしたいことがある中で最初の記事として選んだテーマは、私自身ランニングを行う中で何度も経験した事があるランナー膝(腸脛靭帯炎)について説明します。
走っている最中に出た症状
- 走り続けて膝の外側が痛くなった
- 膝の曲げ伸ばしが痛い
- 階段の上り下りが痛い
などといった症状が出たことのある方はいませんか?この症状こそランナー膝(腸脛靭帯炎)の典型的な症状です。私も以前まで走っている最中にこのような症状がでました。
初めは、膝の外側に違和感が出てきて徐々に痛くなるけど休めば落ち着きます。しかし、繰り返すうちに歩いても痛かったり・・・。そんな時は、休息が一番です。痛みが落ち着いてからは、今後の予防が大切です。
ランナー膝(腸脛靭帯炎)とは
では、腸脛靭帯炎とはどういったものかご説明します。腸脛靭帯炎とは、腸脛靭帯が膝関節の屈伸に伴って太ももの骨の出っ張りとの摩擦によって炎症を起こすことです。
腸脛靭帯に炎症が生じる原因
そもそも、なぜ腸脛靭帯に炎症が生じてしまうのでしょうか?
原因は、以下の4点が挙げられます。
- 身体が硬い
- フォームが悪い
- ランニングの環境
- シューズの減り方
身体が硬い
まず、身体が硬い事についてです。セルフストレッチを行うことで腸脛靭帯へかかるストレスを和らげる事ができます。ストレッチを行う筋肉としては、大殿筋や大腿筋膜張筋が主体となります。
フォームが悪い
次はフォームについて。腸脛靭帯に炎症を起こしやすい人は、O脚の人が多いと言われています。しかしO脚の人が全員なる?とは別の話です。自身の体験では、ストライド走法の人は注意が必要ですね。
ランニング環境
ランニング環境については、硬い路面や凹凸が多い路面、下り坂、カーブの走行が負担をかける要因だと考えられます。
シューズの減り方
シューズについては、外側がすり減っているものを履いていませんか?フォームの乱れからの影響もあるでしょう。大事に使ってすり減っている人もいるでしょう。こんな風に(図)だいぶ外側がすり減っていますよね?シューズを大事にすることは大切です。走り続けるためにも脚を大切にする事の方がさらに大事ですよね。
原因は人によって様々です。
同じランナーとしてお役に立てれば幸いです。