運動器超音波検査80
2022年07月11日
本日は腓腹筋とヒラメ筋の間に確認できた筋肉の超音波画像を紹介致します。
ちなみにアキレス腱炎の症例にて確認できました。
下腿中央のやや中枢部にてプローブを短軸にて当てると、腓腹筋とヒラメ筋の間に筋肉(青丸で囲った部分)を確認できました(①)。この筋肉は腓腹筋外側頭から分岐する様子が観察できました。その部位からやや遠位にいくと、腓腹筋よりも早く筋線維が小さくなる様子が観察できました(②)。③は①、②の長軸画像になります。
運動器超音波検査79
2022年07月08日
本日はリスター結節周囲の超音波画像を紹介致します。
リスター結節を画面の中央に描出します。
リスター結節の橈側に長短橈側手根伸筋腱があり、その表層に短母指伸筋腱、長母指外転筋腱が観察できます。
リスター結節の尺側には長母指伸筋腱、示指伸筋腱があり、表層には総指伸筋腱が観察できます。
運動器超音波検査78
2022年07月04日
本日は上腕筋起始部の短軸及び長軸画像を紹介致します。
上腕筋の中央辺りに短軸にてプローブを走査し、画像を描出しました。その後近位に走査し、上腕筋が見えなくなる手前まで走査しました(起始部まで)。
そのレベルでプローブを長軸走査し、上腕筋の長軸画像を描出しました。
長軸画像にて、上腕筋が上腕骨から起始している様子が観察できます。
運動器超音波検査77
2022年07月01日
本日は尺側手根屈筋の長軸画像を紹介致します。
画像は添付していませんが、尺側手根屈筋の短軸画像を描出し、尺側手根屈筋を同定しながらプローブを長軸に走査します。
内側上顆から起始する尺側手根屈筋が描出され、鈎状結節や深指屈筋も観察できます。
運動器超音波検査76
2022年06月27日
本日は大腿二頭筋の短軸画像と大腿二頭筋短頭の遠位での長軸画像を紹介致します。
短軸画像の①では大腿二頭筋の長頭及び短頭とも筋線維を確認できます。①より遠位に走査した②では長頭の筋線維が小さくなっていきますが、短頭は太いままです。③では長頭は腱に移行しますが、短頭はまだ筋線維が確認できます。このレベルでの長軸画像でも、短頭の筋線維を確認できます。
大腿二頭筋の解剖として、長頭は腱に移行するのが短頭よりも早く、短頭は遠位でも筋成分が多いことが超音波解剖でも観察できます。