運動器超音波検査60
2022年05月06日
運動器超音波検査59
2022年05月02日
本日は梨状筋の長軸画像を紹介致します。
PIISのすぐ遠位にプローブを当て、描出しました。
仙骨前面より起始しているのがわかり、表層に大殿筋を確認できます。
今回はドプラモードで観察していませんが、血流をみることで、坐骨神経や上殿神経・下殿神経も同定しやすくなります。
運動器超音波検査58
2022年04月27日
勉強方法
2022年04月26日
本日は勉強方法についての記事を書いてみたいと思います。
構造的障害、機能障害のどちらの理解を深めるためにも、解剖学の熟知は必須です。
理学療法士は機能障害に対して運動療法を実施します。機能障害の理解と改善のためにも、筋肉の解剖は重要です。
学生時代は教科書的な平面的な解剖学に慣れていたことと思います。臨床では体表から立体的に3次元的に解剖をイメージする必要があります。その能力を養う一つの方法として、骨模型に筋肉の走行をイメージして起始停止にテーピングを貼付することが有効です。関節軸に対して、「上方or下方、前方or後方、外側or内側のどこに位置しているか?」を視覚的にイメージすることで、機能が把握できます。「起始の〇〇と停止の〇〇が近づくから、結果的に作用は〇〇であろう」といった具合に骨模型を動かしてみて、筋肉(テーピング)の動きを可視化できます。特に学生さんや新人さんはまずは骨模型に馴染むことが大事です。
写真は棘下筋(テーピング)の肩の下垂位と伸展内旋時の走行の違いを表しています。
新人の症例報告
2022年04月25日
当院にも今年の4月に理学療法士が入社しました。学校を卒業したばかりの新卒になります。
入社したばかりですが、簡単な症例報告を手書きで作成したポスターにて行ってもらいました。新人であるため、知識を蓄えるためのインプットは必須です。しかし、それと同等もしくはそれ以上にアウトプットが重要であると考えます。アウトプットを行うことで、自分が理解できている事、理解できていない事を確認することができ、自分の現在地が把握できます。またアウトプットをする事で、インプットしてきた事の理解を更に強めることができます。良い経過・結果を報告するのではなく、良くなかった事や反省点も含めて、体験した事をありのままに症例報告することが重要になります。初診~理学療法終了の流れを報告するのではなく、1診のみの仮説立案~検証、今後の方針のみで良いのです。
実は今回は彼にとって2回目の症例報告で、今回は膝(腸脛靭帯)の症例でした。今後も各部位で症例報告を行ってもらいます。